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アップデート

カナダで看護師になる方法について書いてきました。2019年以降、私が何をしてきたかお伝えします。

2019年夏、Alberta州の准看護師筆記試験を合格し、准看護師免許は取得しました。しかし正看護師になるため、寒い東海岸に引っ越し、さらに1年以上ものRe-Entry Courseをとり、正看護師になっても老人ホームで働き、やりたい病院勤務ができない現実をよく見つめました。そして考えれば考えるほど、元気がなくなっていく自分に気がつきました。悩みましたが、カナダで看護師になることを諦めました。

しかし、海外で働く夢は諦めたくなかったので、他の英語圏で看護をできないか考えた結果、イギリスを選びました。

結果として、2020年にイギリスの正看護師の免許を取得して、現在病院勤務をしています。

カナダで看護師になる道のりは、カナダに到着してから平均2.5年間。

イギリスは最短で到着後1-2ヶ月です。

そして、航空券、最初の1ヶ月の宿泊費用、ビザ申請費用などは病院が全額負担。

もちろん、看護師試験のトレーニングも病院がしてくれるところが多いです。

カナダでの最初の就職先は老人ホームのことが大半ですが、イギリスではすぐに病院で働けます。

数ヶ月でナースになるのは怖い!と思う人もいるかもしれません。そしたら、一年間大学で勉強すると、看護学士号がとれます。OMNI Collegeに払った学費をイギリスで使っていれば、専門学校卒の方も、一年間で看護学士号がとれるのです!

なぜ、早くにこのことに気づかなかったのか!と落ち込みましたが、これが人生というものです。

次には、イギリスで看護師になる方法について、別のブログでお伝えしていこうかと、考えています。興味がある方、ぜひコメントしてください。

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BC州 3:OMNI College

OMNI Collegeはバンクーバーのリッチモンドにある看護学校です。

主に4つの領域に力を入れています:

  1. カナダの看護全般を学ぶ(Re-Entry Programの内容と似ている)
  2. Competency Assessment対策
  3. CPNREとNCLEX-RN対策
  4. CELBANの試験対策

プログラムの期間

1.5年のコース:Canadian Nursing Review(入学条件:IELTS 5.5)

1年のコース:Candian Nursing Review–Advanced(入学条件:IELTS 6.5)

メモ:RNにならないと卒業できないため、実際には平均2.5年かかります。

プログラムの流れ

  1. 6ヶ月間:英語・医療用語の授業(IELTS6.5以上の人は受けなくても良い)
  2. 8ヶ月間:カナダの看護の授業
  3. 英語をNNASレベルまで上達させる。
  4. NNASのAdvisory Reportが発行される。
  5. 5週間:Competency Assessment対策の技術コース(半分の時間は自己学習)
  6. RNを取得できたら、250時間の病院実習(学校の関係者は携わらない)
  7. 他のオンラインコースを受講
  8. 卒業➡︎Diploma発行

1.5年経ってもDiplomaなし

#2のカナダの看護の授業が終わっても、卒業・Diplomaは手に入りません。RNになり、250時間の病院実習およびオンラインコースを終了して初めて、卒業してDiplomaを取得できます。

このマイナス面は、授業部分終了後に帰国したり、LPNの取得のみで終わらせた場合、Diplomaが発行されないことです。

学生ビザの延長可能

プラス面は、卒業まで時間の余裕があることです。授業部分が終了しても、正式に卒業していないため、条件を満たせば、学生ビザの延長が可能です。どのような状況で便利かというと:

  • IELTSのスコアがNNASのレベルになかなか到達できない場合
  • フルタイムではないRe-Entry Programを履修する場合

誰がOMNIに行くの?

OMNIが対象にしているのは、主にCompetency Assessmentを受ける人です。

Competency Assessmentをいきなり受ける勇気がない場合、考慮する価値はあるかもしれません。

しかし、Competency Assessmentを受験した人のうち、ほとんどの場合、Re-Entry Programを指定されることを覚えておいてください。OMNIを終了しても同じ結果です。

また、OMNIのプログラム内容がRe-Entry Programとほぼ同じなため、OMNIの後にRe-Entry Programを履修すると、2年間同じ内容を勉強することになります。お金を払って繰り返すわけです。

Competency Assessmentを受けず、直接Re-Entry Programを受ける人は、OMNIに行く必要はありません。

コースの質

  • 学校内には、教育者として素晴らしい人がいます。しかし、全員がそうとは限らず、授業の質にはばらつきがあります。
  • パートの先生が大多数。
  • Competency Assessment対策の技術コースは、半分は自己学習。
  • 250時間の病院実習に、学校の先生は同行しない。

サポート内容

多くの学生は、#2カナダの看護の授業が終了した後、まだNNASの英語レベルに到達できていません。そのため、1人で英語の勉強をすることになります。その場合、学校の関係者が、勉強が順調であるか、メールで様子を伺うことがあるようです。

NNASの申請プロセスの援助もしてくれますが、知識のないスタッフも多く、頼れる人は数少ない状況です。

看護協会への申請プロセスや各州の就労状況については情報が飛び交っているため、情報をゲットするには良い場所かもしれません。

Langara Collegeとの違い

学校Langara CollegeOMNI College
期間2年RNになるまで卒業できない(平均2.5年)
NCASの必要性なしあり
費用$29,879$23,495(1.5年コースの場合)
NCAS費用なし$2,500(RN&LPN)
Re-Entry費用なし$6,422-9,647
合計費用$29,879$32,417-$35,642
学生ビザ2年間条件を満たしていれば延長可能
Post Graduation Work Permit1年 ありなし
Diploma2年後、ありRNになるまでなし
入学条件 IELTS6.55.5(1.5年コースの場合)
配偶者ビザ申請可能OKもらえる可能性、非常に低い

費用の違い

一見、Langara Collegeの学費が高く思えるかもしれませんが、NCASやRe-Entryの費用を足していくと、OMNIの方が高くなることを理解してください。

入学に必要な英語力

OMNIの入学条件はIELTS 5.5と、低いため、魅力的に感じるかもしれません。しかし、英語教育専門の学校ではないことを覚えておいてください。CELBANの対策はできますが、このテスト内容は年度により内容が変わり、学校の先生も把握できていないことがあります。IELTSについては勉強できません。

IELTS 5.5で入学できても、このレベルで看護学の勉強をするのは、厳しいです。また、看護学と英語の勉強を同時にするのは、簡単ではありません。

結局、クラスメートの75%は授業部分終了後、英語力が及ばず、独学で英語の勉強に励んでいる状況です。

まとめ:Langara>OMNI

OMNIに通い、BC州で看護師を目指す場合、必ずNCASを受ける必要があります。これは、数字で表すことのできない、ストレスというコストです。

経済面では、長い目で見ると、Langara CollegeはOMNI より安く済みます。

時間面では、NCAS後、ほとんどの方がRe-Entry Programを履修するため、OMNI Collegeの方が時間がかかります。

コースの質に関しては、Langara Collegeの情報がないため、比較できませんが、OMNI Collegeの質が高いとは、決して言えません。

唯一注意していただきたいのは、永住権のない方は、Langara Collegeに通っている2年の間に英語をNNASレベルに到達させる必要があることです。なぜなら、2年以降、学生ビザの延長をすることができないからです。2年の間にAdvisory Reportを終わらせ、NCLEX-RNを受験する必要があります。

もちろん、Post Graduation Work Permitの1年が余分にあるため、正確にいうと3年の猶予がありますが、仕事探しの時にとっておいたほうが良いのではないでしょうか。

ただ、Langaraに入学時、すでにIELTS 6.5であるため、比較的スムーズにNNASレベルをゲットできると思います。

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BC州 2:Langara・BSN (Advanced Entry)

NCASを受けなくても良い方法

NCASを受けなくても良い方法が2つあります:

  1. Langara Collegeの2年制看護プログラムを受講する。
  2. 看護学士号を2年で取得する

Langara College

Langara Collegeは、Post Degree Diploma in Nursing Practice in Canada (PDD NPC) program という2年制の看護プログラムを提供しています。このプログラムはBCCNPが認めているRe-Entry Programで、卒業後にNCLEX-RNの受験資格を取得することができます。

前回の記事で説明したTRUとKPUと違うところは、TRUとKPUの入学条件にNCASの結果がありますが、Langara Collegeはその必要がないということです。つまり、NCASを完全にスキップして、直接Re-Entry Programを受講できるということになります。

卒業すると、DiplomaとPost Graduation Work Permitという1年の就労ビザも発行されます。RNになってからの仕事探しには助かる制度です。

1年間のコースと2年間のコースが合体してできてあります。1年目から2年目に進行したい場合、いくつかの条件があります。授業の成績はもちろんのこと、NNASアカウントを作成したか、などといったことが評価され、2年目に移行できるかが決まります。

もし学校への入学時にIELTSのスコアがNNASのレベルに到達していない方は、この2年の間に到達する必要があります。2年の間に到達できなかった場合、2年制のDiplomaコースのため、学生ビザの延長は基本的にはできません。

BSN (Advanced Entry)

2年で看護学士号を取得できるプログラムがあります。

VCC (Vancouver Community College):Nursing (BScN) Advanced EntryはWaitlistが満員で募集を行っていない状況です。

KPU (Kwantlen Polytechnic University):Nursing: Bachelor of Science in Nursing, Advanced Entryは永住権取得者のみ応募可能です。他の学士号をすでに取得している必要があったり、条件があります。

2年で看護学士号を取得できるため、キャリアにはとても良いのではないでしょうか。

他にもプログラムがある可能性があります。ネットで検索してみてください。

まとめ

BSN (Advanced Entry)は魅力的な選択肢ですが、今満員だったり、永住権が必要だったりします。私のリサーチが足りていないので、ご自分でもう少し調べてみてください。

Langara Collegeはとても魅力的だと思います。2年間、学校に通っている間に英語をNNASレベルに到達できれば、卒業後、NCLEX-RNを受験することができます。NCASのストレスなし、Diploma取得、Post-Graduation Work Permit を取得。プラスが多いですね。

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BC州 1:NCAS・KPU・TRU

BCCNP

BCCNPはBC州の看護協会です。BCCNPはほぼ全てのIENにCompetency Assessment (NCAS)を要求します。例外はカナダ内の看護学士号を取得した人、またはLangara の2年制プログラムを終了した人です。

NCAS

NCAS (Nursing Community Assessment Service) はBCCNPが行う看護のCompetency Assessment(知識・技術試験)です。CBAというコンピューター上の知識の試験とSLAという技術試験に分かれます。CBAを受験した後にSLAを受験します。

Dual Assessment

RN枠と同時にLPN枠もチャレンジする場合をDual Assessmentといい、以下のような流れになります:

  1. LPNのCBA
  2. RNのCBA(#1と#2の順番は関係ありません)
  3. SLA(試験内容はRNのものですが、LPNの評価も同時に行う)

Dual Assessmentを行うことをお勧めします。その場合、試験の予約時、申し出てください。

NCASの結果

CBAとSLAの両方の結果を持ってNCASの総合評価が出ます。結果が出るまで平均3-5ヶ月かかります。昔はよりスムーズに結果が出たようですが、最近は時間がかかり、ほとんどの方がRe-Entry Programが指定されるようになりました。

NCASの結果により、以下の3つの補習コースが指定されます:

  1. Re-Entry Program(1年)90%の人がこの結果
  2. Individual Courses(半年ー1年)〜10%の人がこの結果
  3. Bachelor’s degree in Nursing(4年)

結果の割合は私が先生や先輩から聞いたものです。相当悪い結果を残さない限り、#3になることはないと思います。まだ、これを指定された人の話を聞いたことはありません。

Re-Entry Program

BCCNPが認証しているRe-Entry Programを提供している教育機関は、KPU・TRU・Langara Collegeの3つです。KPUとTRUのプログラムには、NCASの結果がないと入学できません。LangaraはNCASの結果がなくても入学できます。2年制のプログラムで少し目的が違うため、次の記事で説明します。

Kwantlent Polytechnic University (KPU)

Graduate Nurse Internationally Educated Re-Entry (GNIE)

  • 期間:1年
  • 入学条件:永住権を持っていること
  • コース内容:充実しており、教育の質は高い。
  • フルタイム
  • キャンパス:Langley
  • 入学時期:2回
  • Wait list (順番待ち)については要確認。

Thompson Rivers University

Return to Registered Nurse Practice Certificate

  • 期間:1-1.5年
  • 入学条件:カナダ内での1,600時間の介護士/LPNとしての職務経験
  • ほとんどオンライン
  • コースの最後の方に実習あり
  • 入学時期:3回
  • Wait list (順番待ち)あり

1,600時間について

  • 週20時間働いた場合1.5年間、週40時間働いた場合10ヶ月かかる時間数です。かなり高いハードルです。
  • RNが雇われている会社で勤務する必要があります(例えば、個人宅での介護士経験は不可)。RNの管理下、働いた経験が時間数としてカウントされます。

永住権のある方

永住権のある方は、NCASを受験し、Re-Entryが指定された場合、KPUに入学することをお勧めします。フルタイムで、カナダの看護をしっかり学ぶことができます。実習も含まれるため、自信を持って職場に立つことができるのではないでしょうか。

永住権のない方

永住権のない方は、TRUを選択することができます。順番待ちがあるため、待っている間に介護士またはLPNとして働き、1,600時間を貯める方法があります。

NCASのDual Assessmentを行い、BC州でLPNになれた場合、フルタイムで働きながら1,600時間を確保し、TRUに入学するのがベストかもしれません。ただ、順番をその間キープしてもらえるかは、確認する必要があります。また、サイト上に説明されていない入学条件もあるらしいです。直接担当者に確認する必要がありそうです。

もし、そこまでゆっくり介護士またはLPNとして働きたくない場合は、思い切って、別の州に申請しましょう!

まとめ

BC州は、綺麗で魅力的な州です。山と海に囲まれたバンクーバーは活気があり、みんなが住みたいと思う街なのではないでしょうか。

永住権のある方には、可能性のある州だと思います。KPUという良いプログラムがあるからです。

しかし、BC州で看護師になりたい人は、ほとんどの場合NCASを受ける必要があるため、最初の一歩に勇気が必要です。

また、永住権がない人がRNになるには、ハードルがかなり高い場所です。入学できるTRUのRe-Entry ProgramにはWait listがあり、しかも入学条件に「1,600時間のカナダでの職務経験」という大きな壁が待ち受けています。

もし、「2年かけてRNを目指してもいい」という場合は、別の方法があります。Langara Collegeの2年制プログラムを卒業することです。この方法については次の記事で説明します。

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母国でできること:看護協会の申請

NNASのAdvisory Reportが発行されたら、いよいよ看護協会の申請がスタートです!

前回の記事で説明しましたが、どの州の看護協会に申請するかは、できればAdvisory Reportの発行前に決めてください。

専門学校、それとも大学卒業?

はじめに、母国での看護教育のレベルによって、申請できる州が限られます。

看護専門学校卒業の方➡︎BC州・NB州・NL州に申請可能

看護大学卒業の方➡︎全ての州に申請可能

申請のプロセス

看護協会への申請は、多くの場合はオンラインでできます。州により必要書類は異なりますが、必ずNNASのAdvisory Report番号が必要です。看護協会は書類を審査・評価し、その後のステップを指示します。

このプロセスは以前、RNになる7つのステップという記事で、説明しました。もう一度確認してみましょう:

Competency Assessment

Competency Assessmentは、看護協会が実施する知識と技術の試験です。以下のパターンが一般的です:

  • 知識の試験:コンピューター上、1日
  • 技術試験:模擬患者に看護を行う、1日
  • 全部の費用:RN枠のみチャレンジする場合、$1500-$2000

Competency Assessmentの結果、以下のいずれかが指定されます:

  1. Individual Courses:いくつかの補習科目を受講(半年ー1年)
  2. Re-Entry Program:補習コースを受講(1年)
  3. 看護学士号を取得(2-4年)

#3の結果は稀です。

Re-Entry Program

1年の補習コースには大きく2種類あります:

  1. フルタイム
  2. ほとんどオンライン+クラスルーム+実習
  • 入学するには、Wait list がある場合がある。
  • 入学時期:1年に2-3回
  • 入学条件が厳しい場合がある。

申請者がCompetency AssessmentかRe-Entryを選べる州

看護協会の申請後のステップは、州により異なります。

NS州、NL州、AB州では、申請者がいずれかを選ぶことができます:

  1. Competency Assessmentをチャレンジする。
  2. Re-Entry Programを受講する。

看護協会がCompetency AssessmentかRe-Entryを選ぶ州

NB州では、申請者がCompetency AssessmentかRe-Entryを選ぶことはできません。看護協会がその判断をします。

Competency Assessmentが必要な州

BC州とON州では基本的に申請者の全員がCompetency Assessmentを受ける必要があります。BC州での例外はLangara Collegeという2年制看護プログラムです。

まとめ

  • Competency Assessmentは$1500-$2000かかるのと、受けたとしてもRe-Entry Programが指定される場合が多いので、時間・ストレス・お金がかかる方法です。まだ母国に住んでいる場合、受験のためだけにカナダに行く必要があるため、さらにコストが高くなります。
  • もしBC州にこだわっていないのであれば、Competency Assessmentを受けなくても済む州を考慮してください。
  • NS州、NL州、AB州のように、申請者がRe-Entry Programを最初から選択できる州を選ぶのがベストです。
  • 専門学校卒業の方で、Competency Assessmentを受けたくない場合、NL州とNB州を選択できます(NB州は看護協会がCompetency Assessmentの有無を決める州ですが)。

それぞれの州の特徴については、これからゆっくり説明していきます。

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母国でできること:NNASの申請 2

前回の記事ではNNASとAdvisory Reportが何なのか、そして簡単にNNASの申請方法と費用を説明しました。

以下には私が学んだことや注意点をお伝えしますが、「私の場合OKだった」ことも、「今はダメ」ということがあり得ます。ご自分でNNASのサイトを確認するなり、コールセンターに電話するなりして、確認してください。コールセンターの方たちは親切です。

必要書類

  1. 身分証明書
  2. 看護教育に関する書類(NNAS用紙、成績証明書、シラバス。念の為私は卒業証明書も入れました。)
  3. 看護師資格に関する書類(NNAS用紙)
  4. 看護職務経験に関する書類(NNAS用紙)
  5. 英語の試験結果(IELTS・CELBANの結果)

それぞれの書類の細かい内容は全てNNAS Applicant Handbookにありますので、このPDFをダウンロードして、ゆっくり読んでください。

身分証明書

身分証明には2つの書類が必要です。私はパスポートと国際運転免許証を提出しました。運転免許証の英訳よりも、実際に現地で利用できる国際運転免許証の方が便利だろうと思ったからです。

NNAS用紙

#2-#4:アカウントを作成した後、NNASのサイトからダウンロードする用紙があります。看護学校、厚生労働省そして職場の担当者がこの用紙に記入する必要があります。アカウント作成前に手に入れることはできません。

実際には担当者が記入しなくても良いように、署名・捺印欄以外は全て、申請者の皆さんがパソコン上で入力してください。担当者のミスと時間のロスを防ぐことができます。

書類の郵送方法

必要書類は身分証明書を除いて全て、書類を発行した機関が直接NNASに郵送する必要があります。例:雇用証明書は雇用主がNNASに郵送。

また、書類は発行機関の名前・住所が記載された封筒に入れ、封の部分にその機関の正式な印を押印する必要があります。これがないと、書類が届いたとしても認められません。

日本からカナダに郵送する場合、郵送方法はEMSがお勧めです。2,000円、追跡番号付きで、1週間以内に到着します。2,000円分の切手を担当者の方に送れば、スムーズに行くと思います。

翻訳について

申請書類には全て英訳が必要です。例えば、看護学校のシラバスの英訳ですが、以下の選択肢があります:

  1. 学校にすでに英訳がある場合:それを封筒に入れて郵送。
  2. 学校に英訳がない場合:学校が翻訳会社を利用する。
  3. 学校に英訳がない場合:申請者が翻訳会社を利用し、翻訳したシラバスを学校に提出。
  4. 学校に英訳がない場合:申請者本人が翻訳し、学校に提出。

つまり、英訳が学校の準備した封筒に入っており、それに捺印があれば、誰がどのように翻訳したのか、問われません。

日本語の原本と英訳をセットにして郵送する場合は翻訳証明が必要だと思いますが、私はセットにせず、英訳だけを封筒に入れてもらいました。この場合、翻訳証明は不要です。

翻訳費用

私のシラバスは98ページほどの書類でした。全部スキャンして、10ほどの翻訳会社に見積もりを依頼しましたが、確か70-100万円だったと思います。

とても準備できない金額だったのと、翻訳の質が良くなかったため、私は半年ほどかけて、自分でコツコツ翻訳しました。パートで働いていたので、大変でした!看護・医療用語の良い勉強にはなりましたが。。。

なぜこんなに頑張ったのかというと、「英訳の質によって、審査結果が左右されるかもしれない」、「もしかしたら教育が同等とみなされるかもしれない」という期待があったからだと思います。今思えば、「同等」にならないのであれば、もっと楽な方法を選んだかもしれません。

ところで、翻訳費用を30万円ほどに抑えられた友達もいます。

LPN・州の追加

Main Application OrderがRN枠・A州の場合を考えてみます。LPN枠に加えて、他の州も追加したい場合、Advisory Reportが発行される前に追加しましょう。

例えば、LPN枠(プラス$250)・B州・C州(プラス$55ずつ)も選択肢に入れたい場合、Advisory Reportが発行される前に全部購入してください。

発行された後に追加する場合、もう一度$650を払う必要があります。

Portingという制度も利用できますが、RNとLPN枠を超えたPortingはできませんし、全ての州がPortingを許可するとも限りません。興味のあるところは、お金が許す限り、全部購入してください。

Advisory Reportの結果の重要性

Advisory Reportの結果がほとんどの場合、「ある程度同等」または「全く異なる」になると説明しました。

「みんながどうせその結果になるのであれば、Reportの細かい内容は重要ではない」と思ってしまうかもしれません。これは間違った考えではないと思います。

しかし、看護協会がこの結果を読み、補習コースが必要なのか、または知識・技術試験が必要なのか判断する場合があるため、評価の内容がここでもしかしたら重要になってくるかもしれません。

BC州のように、基本的に全ての申請者が知識・技術試験を受ける必要がある州や、NS州のように、申請者が試験または補習コースのいずれかを選ぶことができる場合は、Advisory Reportの詳細は特に気にしなくても良いと思います。

いずれにしても、一番重要なのは、必要書類を提出してAdvisory Reportをゲットすることです。翻訳の質などにはこだわらず、とにかく早く提出しましょう!

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母国でできること:NNASの申請 1

NNASとは

海外で看護教育を受けた人は、数年前まで、各州の看護協会が教育内容を審査していました。その業務が相当大変だったのでしょう。2014年に審査を専門に行うNPOが設立されました。これがNNAS (National Nursing Assessment Service) です。

NNASの主な業務は、カナダ国外の看護教育がカナダと同等であるか、審査することです。

Advisory Report

NNASが発行する審査結果がAdvisory Reportです。このレポートは、海外の看護教育がカナダの教育と「同等」、「ある程度同等」、または「全く異なる」といった3段階に分けた評価をします。

多くの方は「ある程度同等」か「全く異なる」のいずれかの結果になります。イギリスなどの英語圏の看護大学を卒業した人でも「同等」の評価を得られないことがあるので、難しい評価であることがわかります。

Advisory Reportはある特定の看護協会宛に作成されます。基本的にはその看護協会にのみ有効です(例外:Porting)。

申請方法

申請のステップはここにもありますが、主に3つのステップがあります:

  1. アカウントを作成する。
  2. 必要書類をNNASに郵送する。
  3. Advisory Reportが発行される。

#1は簡単にオンラインでできます。

#2に時間がかかります。

そして、できれば母国にいる間に終わらせましょう!看護学校や職場に出向いて相談し、目の前で書類に署名し捺印してもらうなど、その場に本人がいると、物事がスムーズに行きます。また、一つのミスで全部がやり直しになるリスクがあるため、ミスの予防にもなります。

#3は書類に問題がなければ、数ヶ月で発行されるはずです。私の場合は3ヶ月程でしたが、それ以上に時間がかかっている人もいます。

費用

アメリカドルですので注意してください。

  • Main Application Order:初回申請 $650
  • Add another province:他の州を追加する場合 $55
  • Add a different nursing group:他の看護師資格を追加する場合(RNに加えてLPNなど) $220
  • Porting:Main Application Orderが終了した後、以前看護協会Aに発行されたAdvisory Reportを看護協会Bに転送する場合 $45

申請のタイミング

以前、NNAS申請のタイミングに気をつけてください、と説明しました:

英語力に自信がついた時点でアカウントを開くことをお勧めします。なぜなら、NNASアカウントを開くと、その時から1年以内に書類を集めないと手数料がかかるなど、いろいろコストや制限があるからです。

それでは、IELTSの点数がまだ必要条件から遠い場合、それまで何もできないかというと、そういうわけではありません。その間、翻訳書類を準備することができます。次回の記事で説明します。

NNASをスキップする方法:カナダの看護学士号を2年で取得する

NNASやCompetency Assessmentをバイパスする方法は、カナダの看護大学を卒業することです。

「4年制の看護大学に入学したい」という方はまずいないと思いますが、この選択肢はもちろんあります。

より現実的なのは、2年制のAdvanced Entryのプログラムです。これはIENが看護学部の3年目に入学する制度です。学士号プラスNCLEX-RNの受験資格が取得できるので、魅力的な制度だと思います。

私が1年前にタイムスリップできたら、これを真剣に考慮したと思います。

BC州ですとVCCのNursing (BScN) Advanced Entryがありますが、2019年現在Wait listがあり、申請できない状況です。他の州にもプログラムがあると思います。ぜひ、リサーチしてみてください。

Permanent Residency

母国でできること:永住権の申請 3

今回が永住権シリーズの最後の記事です。

このシリーズは、「申請できるのに、この制度の存在に気づかなかった!」ということにならないように書きました。もしこれがきっかけで、どなたかの永住権申請につながれば、とても嬉しいです。

しかし、Express Entryに申請するだけの点数がなく、落ち込んでしまった方もいるかもしれません。

それでも、諦めないでください。以下のような状況により、点数がアップしたり、Express Entry以外のPR枠に今後申請できるかもしれません:

  • ジョブオファーがある
  • カナダの看護師資格を取得
  • 英語の点数が上がる
  • カナダの学校を卒業し、ディプロマなどを取得

私のクラスメートには3人、申請ができるレベルの点数の人がいます。1人は大学院卒業、もう2人は夫が大学院卒業の方です。夫が主申請者になれば点数が足りるなど、組み合わせによって状況が変わってくるようです。組み合わせを工夫してください。

PNP・AIPPについて

先輩の中ではLPNの資格を取得した後、フルタイムの仕事を見つけ、PNPやAIPPに申請したケースが比較的多いです。

看護師になれば、永住権の道は自ずと開きますので、一歩一歩、進んで行きましょう。

AIPPの場合、介護士のジョブオファーでも申請可能です。英語の勉強が何年もかかる方の場合、何かしらのアルバイトをカナダですると思います。私の周りには介護士のアルバイトをしている方が多いです。

どうせ働くのであれば、同時に永住権をゲットしてみませんか?

Permanent Residency

母国でできること:永住権の申請 2

カナダの永住権の申請方法はいくつかありますが、よく話題に出るのは以下の3つの方法です。

  1. Express Entry:カナダのジョブオファー・就労経験は不要
  2. Provincial Nominee Program (PNP):州により条件が異なるが、カナダのジョブオファー・就労経験が必要な場合が多い。
  3. Atlantic Immigration Pilot Program (AIPP):カナダのジョブオファーが必要

詳しい情報はカナダ政府のサイトで読むのがベストです。とても丁寧で、わかりやすいサイトです。英語もさほど難しくありません。

日本語の説明はネットにたくさんありますので、参考にしてみてください。ここここなど。ただ、唯一信用しても良い情報源は、カナダ政府のサイトであることをくれぐれも忘れないでください。

Express Entry

Express Entryは私が申請したカテゴリーであるのと、ジョブオファーがなくても申請できる方法なので、ブログで説明したいと思います。他の方法については申し訳ありませんが、前述のサイトで調べてください。

Express Entryはスキルド・ワーカー(技術のある労働者)を対象にした永住権制度で、平均6ヶ月以内で永住権が取得できるという、とてもスピーディーな方法です。

カナダ政府の動画をどうぞ:

申請方法

☆全部オンラインでできます。パソコンとインターネットがあれば、どこでもできます。書類を郵送する必要はありません。

☆一人でできます。移民コンサルタントやエージェントに頼む必要はありません。

  1. Express Entryのプロフィールを作成し、Express Entryプール(候補者のグループ)に入る。
  2. ITA (Invitation to Apply)という申請への招待を受ける。
  3. オンラインで申請する(60日以内に行う)。

必要条件を見る

  1. まずは必要条件を満たしているか、調べてみましょう。フォームの質問に答えていくと、最後に答えがわかります。IELTS Generalの点数が必要です。
  2. Express Entryはポイント制度であり、年齢、学歴、職歴や英語力により点数が変わってきます。実際に何ポイント獲得できるか、計算してみましょう。
  3. ITAを受け取るには、最近は450-470点必要なようです。ただ、430-450点でもOKな時もあります。

事例

ポイントについてですが、何人か架空のケースを考えてみましょう:

Aさん、30歳独身、看護大学卒業(専門学校でも同じ点数になるようです)、母国での看護師歴3年以上、カナダのディプロマ・職歴なし、IELTS Generalは全ての項目で7➡︎合計点数:373

Bさん、30歳独身、看護大学卒業、母国での看護師歴3年以上、カナダの2年制ディプロマあり、IELTS Generalは全ての項目で7➡︎合計点数:388

Bさんが英語の勉強を頑張り、IELTS Generalが全ての項目で8になった場合➡︎合計点数:448

Cさん、30歳独身、看護大学+大学院卒業、母国での看護師歴3年以上、IELTS Generalは全ての項目で8➡︎合計点数:466になります。

英語力、母国およびカナダでの教育レベルがポイント数に大きな影響を与えることがわかります。

申請手続を始める

必要条件を満たす方は、プロフィール作成に必要な書類を用意しましょう(IELTSと教育の審査結果)。WESなどの審査機関に、海外での教育を審査してもらう必要があります。

プロフィールを作成し、Express Entryプールに入った時点で、他の必要書類を集めましょう。ITAを受け取ってから60日以内に書類を提出する必要があります。私みたいにプロフィールを作成した翌日にITAを受け取る可能性もあります。高得点の方はもっと早めに書類を準備した方が、安心かもしれません。

永住権申請に必要な書類が、NNASに提出する書類とかぶるものがあるので、NNAS申請と同時に行うと、時間が短縮できるかもしれません。

こう説明してみると、複雑に聞こえるので、図を作ってみました。

犯罪経歴証明書・警察証明書について

犯罪経歴証明書は、都道府県の警察署で無料で発行することができます。申請後、10-14日後に受け取りに行きます。

海外にいる場合は、警察証明書を大使館や領事館で申請することができますが、証明書が届くまで、2-3ヶ月かかります。

海外にいる方へ:重要なポイント

  • オンライン申請時、警察証明書がなくても申請できますが、この時にアップロードした方が、その後のプロセスがスムーズです。
  • カナダ政府のサイトでは、日本の大使館・領事館で警察証明書の申請をするには、カナダ政府からの「警察証明書の提出を求める手紙」が必要であると書いてあります。しかし、この手紙がなくても大使館・領事館で、警察証明書の申請ができる可能性があります。確認してください。
  • 私のように、真面目にこの手紙が届いてから申請すると、アップロードする期日(60日後)に間に合わないかもしれません。間に合わない場合は、手紙に状況を説明し、この手紙をアップロードするという方法があります。しかし、私は心配だったのと、急いでPRが欲しかったので、日本に一時帰国して犯罪経歴証明書の申請をしました。
  • まとめ:海外にいる方は、早めに警察証明書の申請をしましょう!

私の申請過程

  • 3月:教育審査機関に申請
  • 4月16日:教育審査の結果を受け取る。同日、プロフィールを作成。
  • 4月17日:ITAを受け取る。
  • 5月10日:必要書類をアップロードし、Express Entryの申請をする。
  • 6月18日:「警察証明書の提出を求める手紙」を受け取る。
  • 7月1日:日本で犯罪経歴証明書を申請する。
  • 7月10日:犯罪経歴証明書を受け取り、アップロードする。

今、首を長くして結果を待っています。

Permanent Residency

母国でできること:永住権の申請 1

以前、永住権の申請を母国ですることをお勧めしました。そもそも、永住権とは何でしょう?

永住権とは

永住権とは、「外国人が、在留期間を制限されることなく滞在国に永住できる権利」のことです。つまり、学生ビザや就労ビザがなくても、ある制限を守っていれば、国籍がなくてもその国に住み、働くこともできる権利です。

カナダではPermanent Resident Statusといいます。Permanent Resident(永住者)はPRと略します。

永住権を取得するには、その国に数年住んだり、就労経験が必要だと聞いたことがあるため、カナダでも同じだと私は思っていました。

それがある朝、バス停で学校の先輩と話していたら、

「ねえ、PRに申請できるの、知ってた?」と聞かれました。

「え!私が?今できるの?」

「できるよ。学士号ある?」私が頷き、専門学校も卒業したと説明すると、「申請できるかもしれないから、調べたらいいよ。貯金が必要だけどね」とのこと。

その日、家に帰ってカナダ政府のサイトを検索したところ、なんと本当の情報であることがわかりました。

利点

NNASや他のプロセスの説明をする前にこの記事を書こうと思った理由は、PRがあるかないかで、選択肢がかなり広がるからです。どのような利点があるかというと:

  • 学生ビザが不要
  • PRのみ入学可能な教育プログラムに入ることができる
  • 学費が安くなる
  • 就労ビザが不要
  • 雇用されやすい
  • パートの仕事でもカナダに滞在可能

しかも、カナダに一歩も足を踏み入れる前に、申請ができるのです。