Nursing License · Permanent Residency

母国でできること:英語力を把握する

勇気を出して受験してみましょう!

カナダに出発する前にできることのもう一つは、英語力を把握することです。

永住権の申請、NNASの申請、そして看護協会の申請の全てのステップで、英語力が問われます。

  • 永住権の申請では、IELTS Generalという試験のスコアが必要です。
  • NNASと看護協会の申請ではIELTS AcademicまたはCELBAN(カナダで受ける、IEN用の試験)が必要です。
  • IELTS GeneralとAcademicの違いは、主にReadingとWritingの部分です。

しばらく英語の勉強から遠ざかっていた方は、自分のレベルがどのくらいなのか、把握できていない可能性があります。IELTSの予約をして、受験してみましょう。

自分の英語力を把握することで、自分がどの道順で看護師になることができるのか、より正確にわかります。

そして、「ListeningとWritingが弱い」などといった特徴がわかり、今後の勉強の方向性もわかります。

日本にいる方はIELTSの予約について、ここで調べることができます。2019年から、コンピューター上で行うテスト方法も開始されたようです。結果が早く出るといった利点があります。

無料のテスト対策がたくさんあるので、フル活用してください。ただ、今回は英語力を把握することが目的なので、何ヶ月も勉強に時間を費やすのではなく、勇気を出して受験してみましょう!

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母国でできること:看護師として働く

前回の記事では、「カナダに行こう!」と決めた後にまずすることを簡単に説明しました。ポイントは、母国でできることは、母国で済ませることです。その一つが看護師として働くことです。

各看護協会でRN登録するには、過去数年間、ある程度の看護師としての職務経験や看護教育を受けた証拠が必要です。

何年も看護師のキャリアにブランクのある方は、もう一度仕事をしたり、進学したりして、キャリアを磨く必要があります。できれば母国を出発する直前まで働いておいた方が、その後の手続きやカナダでの就職活動がスムーズ行く可能性があります。

例えば、NB州に申請するには以下の条件があります:

“Have worked a minimum of 1125 hours of registered nurse practice within the previous 5 years or have completed an approved nursing education program during the same period.”

「過去5年間の1,125時間の正看護師として職務経験、または承認された看護教育プログラムを同期間に終了した証拠」が必要とのことです。

ここでいう”approved nursing education program”とは、何でしょうか?カナダ国内のプログラムである必要があるのでしょうか?詳しい情報は記載されていません。また、それぞれの看護協会で条件は違います。

サイトに情報がない時は、E-Mailまたは電話で確認しましょう。

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まずは何をしたらいいの?

スタートラインに立つことが大切です。

カナダに行くと決めたら、次は何をしたらいいのでしょうか?時間とお金のロスを最小限にするには、母国でできることは、母国で済ませることです。主に以下の5つです:

  1. 看護師として働く
  2. 英語力を把握する
  3. 永住権の申請
  4. NNASの申請
  5. 看護協会の申請

#3、#4と#5はカナダに行く前にできるの?と驚く方もいるかもしれません。

全部できます。

ただ、この3つについては、タイミングに気をつけてください。

タイミング

#3の永住権について

永住権申請後、カナダ政府から「永住権の申請が承認されたので、PRカードを受け取りに来てください」との手紙を受け取ると(Confirmation of Permanent Residence)、有効期限内に一度、カナダに入国する必要があります(普通は1年)。

#4のNNASについて

英語力に自信がついた時点でアカウントを開くことをお勧めします。なぜなら、NNASアカウントを開くと、その時から1年以内に書類を集めないと手数料がかかるなど、いろいろコストや制限があるからです。

#5の看護協会の申請について

看護協会に「補習コースを受講してください」と言われた時点から1年以内に受講手続きを開始する必要があるなど、制限があります。

ただ、タイミングにこだわって、最初の一歩が踏み出せなくなっては困ります。

とにかく、スタートラインに立つことが大切です。

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それでも、カナダに行きたい

カナダで看護師になるには、看護師の資格、英語力、時間そして貯金が必要であることを、すでにお伝えしました。

そして、ここでは気の遠くなるような全体像もお見せしました。

「それでも、カナダに行きたい!」と思うのであれば、一緒に頑張りましょう。

そこで重要になるのは、自分の状況を客観的に見て、看護師になるまでどのくらい時間がかかるのか、よく考えることです。以前、面白半分、看護師になる道のりを列車の種別に例えてみましたが、もう一度ここで説明します。

看護師になる道のりコース

新幹線コース:英語圏の看護大学を卒業しており、カナダと同等の教育を受けたとみなされた場合➡︎カナダに到着してから数ヶ月

特急コース:すでに必要な英語力(IELTS 7)を獲得できており、永住権または学生ビザがあり、Re-Entry Programに入学することができた場合➡︎カナダに到着してから1年間

快速コース:英語力がIELTS 7に近く、カナダで1年間、語学・看護学校に通っている間にIELTS 7に到達できる場合➡︎カナダに到着してから2年間

鈍行コース:英語力がIELTS 7から遠いため、カナダで1年間、語学・看護学校に通っている間にIELTS 7に到達できず、現地でゆっくり英語力をアップする場合➡︎カナダに到着してから3、4年間

☆多くの方は、鈍行・快速コースに該当すると思っていてください。

自分のコースを理解する必要性

私はカナダに来るまで、1年で看護師の資格が取得できると思っていました。学校の初日にそれが実は最低2年だと分かった時、涙が出てきました。自分の思っていたスケジュールと現実があまりにも違ったからです。他のIENにとっても、期待と現実の差がきっと、一番辛いのではないでしょうか。

そのため、学費や旅費などに投資する前に、自分がどのコースに該当するのか、よく考えてください。

もし、「鈍行だけど、カナダが好きだから、とにかく列車に乗ってみたい!」と思うのであれば、それは素晴らしいことです。

その覚悟で行くのですから。

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看護師になるプロセス:全体像

全体のプロセスをフローシート状に見たい!との要望があったため、作成してみました。

クリックすると、拡大することができます。

それぞれの詳しい情報は、今後説明していきますが、まずはこれからの道のりをビジュアル化してみましょう。

新しい情報が入ったり、訂正する必要があったりしたら、その度、更新します。

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

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LPNになるための7つのステップ

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

LPNのプロセスは、RNより比較的簡単です。

LPNになるプロセス:

  1. NNASに申請する(RNの申請時、同時に申請すればOK)。
  2. Advisory Reportが発行される。
  3. 各州の看護協会に申請する(RNとLPNは別々の協会のことが多い)。いずれかが次のステップ:
    1. 看護協会のCompetency Assessment(知識・技術試験)が必要。
    2. 補習コースが必要。
    3. そのまま#5に直行。
  4. 補習コースを受講する。
  5. CPNREの受験資格を取得する。
  6. CPNREを受験し、合格する。
  7. 看護協会にLPN登録を👉LPNの資格を獲得!

#3-3:RNではほぼ不可能に思える#3-3が、LPNでは手に届きます。

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RNになるための7つのステップ

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

カナダで看護師になるプロセスは、RNとLPNで多少違います。

RNになるプロセス:

  1. NNASに申請する。
  2. Advisory Reportが発行される。
  3. 各州の看護協会に申請する。いずれかが次のステップ:
    1. 看護協会のCompetency Assessment(知識・技術試験)が必要。
    2. 補習コースが必要。
    3. そのまま#5に直行(ごく稀)。
  4. 補習コースを受講する。
  5. NCLEX-RNの受験資格を取得する。
  6. NCLEX-RNを受験し、合格する。
  7. 看護協会にRN登録を👉RNの資格を獲得!

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専門学校卒業だけど、大丈夫?

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

カナダ出身の人は、基本的にはDegree(看護学士号)がない限りRNになることはできません。Yukon州、Quebec州は例外のようです。カナダ内のプログラム数・教育者が少ないため、大学に入学できず、何年も待つのが現状です。カナダ人にとってもハードルの高い職業といえます。

この学位を取得し、NCLEX-RNという国家試験を合格すると、各州の看護協会でRNとしてのRegistration(登録)が可能になります。Registered(登録された)Nurse(看護師)になるわけです。これがRN資格取得のプロセスです。

幸いなことに、海外で看護教育を受けたIEN (Internationally Educated Nurse) は、専門学校卒業の看護師でもRNになることができます。

しかし、どの州の看護協会でも登録できるわけではありません。

  1. Diploma 専門学校卒業の場合、RNとして看護協会に初回登録できるのは、BC州、NB州などです。
  2. Degree 看護大学卒業の場合、選択肢は全ての州になると思います。

RNの資格は一度取得すると、原則どの州にもその資格を「移動」できると聞いたことがあります。そのため、初回のみこの制限がある可能性があります。つまり、専門学校卒業の看護師がBC州でRNになったが、その後AB州のRNも取得した、といったシナリオです。あとで調べてみますね。

何れにしても、初めてRNになる場合、上記の点を考慮して州を選んでください。

これが重要です!

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カナダで看護師になる必要条件

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

カナダで看護師になるには、主に4つの必要条件があります:

  1. 看護師の免許があること
  2. 英語力があること(州によってフランス語)
  3. 時間があること
  4. 貯金があること

1. 正看護師でも、准看護師でも、NNASに申請することができます。

 准看護師の方はLPNに、正看護師の方はRNまたはLPNになることができます。

2. IELTS (Academic)でOverall 7が必要です。

 Speaking 7, Listening 7.5, Reading 6.5, Writing 7, Overall 7 (Academic format)

3. 2年から4年かかります。

新幹線コース:英語圏の看護大学を卒業しており、カナダと同等の教育を受けたとみなされた場合➡︎カナダに到着してから数ヶ月

特急コース:英語力が高く、すでに#2を獲得できており、永住権または学生ビザがあり、Re-Entry Programに入学することができた場合➡︎カナダに到着してから1年間

快速コース:英語力が#2に近いレベルで、カナダで1年間、語学・看護学校に通っている間に#2に到達できる場合➡︎カナダに到着してから2年間

鈍行コース:英語力が#2から遠いため、カナダで1年間、語学・看護学校に通っている間に#2に到達できず、現地でゆっくり英語力をアップする場合➡︎カナダに到着してから3、4年間

☆多くの方は、鈍行・快速コースに該当すると思っていてください。

4. 400万円ー500万円かかります。

#3のコースによりますが、とにかくお金がかかると思っていてください。

  • 看護学校の学費:$16,300-$22,100+教材費$1,500前後(追加の英語クラスをとる場合、プラス$1,350、$4,950)
  • NNASの申請費用:$650(LPNも追加する場合、プラス$220
  • NNASに提出する書類の準備:看護学校シラバスの英翻訳など〜100万円
  • IELTS:一回$319、CELBAN:$395
  • 各州の看護協会の申請費用:$500 前後(LPNも追加する場合、2倍)
  • Competency Assessmentの費用:$2,000
  • 生活費:シェアハウス $600-700、食費 $200、交通費 $100-130
  • 看護協会が指定する補習コース:$3,750-8,000
  • CPNRE:$420
  • NCLEX-RN:$360

隠れコストがありとあらゆるところにあって、「もう無理!」となります。

☆アルバイトをすると、ゆとりが多少できますが、英語の勉強と両立させるのは簡単ではありません。

☆年数と費用を計算し、他の国で看護の学士号をとる方がよいかなど、よーく考えてみてください。

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単語帳

まずは、これからブログに登場する単語を理解しましょう。

資格取得のプロセスに使う用語はたくさんあり、混乱してしまっても仕方ありません。私も慣れるまで、時間がかかりました。この単語帳を別のタブで開くなど、参考にしながらブログを呼んでください。

リストは終わっていません。随時、追加していきます。

看護師

  • IEN (Internationally Educated Nurses):海外(カナダ外)で看護教育を受けた看護師
  • RN (Registered Nurse) :正看護師
  • LPN (Licensed Practical Nurse) :准看護師

永住権

  • PR (Permanent Residency):永住権
  • Express Entry:国が主催している移民プログラム。平均6ヶ月以内にPRの取得が可能。
  • PNP (Provincial Nominee Program):州が主催している移民プログラム。
  • AIPP (Atlantic Immigration Pilot Program):NB州、PE州、NS州、NL州が主催している移民プログラム。

海外の看護師免許の審査

  • NNAS (National Nursing Assessment Service) :海外の看護資格を審査する機関
  • Advisory Report:海外の看護資格がカナダのものと同等のものか、審査した結果、発行されるレポート

英語の試験

  • IELTS (International English Language Testing System):英語の試験
  • CELBAN (Canadian English Language Benchmark Assessment for Nurses):英語の試験(IEN 用)

看護協会・試験・補習コース

  • Nursing Regulatory Bodies:各州の看護協会
  • Competency Assessment:州の看護協会の知識・技術試験
  • Re-Entry ProgramまたはBridging Program:看護協会の書類審査またはCompetency Assessmentの結果、指定される約1年の補習コース
  • Individual courses:1年の補修コースは不要で、単科目のみとる場合
Province看護協会Competency Assessment
(知識・技術試験)
教育機関、
Re-Entry Program
(補習コース)
AB州AlbertaCARNAARNAPMRU
BC州British ColumbiaBCCNPNCASTRU, KPU
MB州ManitobaCRNM
NB州New BrunswickNANBCompetency AssessmentRN-PDC
NL州Newfoundland and
Labrador
RNNLCBACNS
NS州Nova ScotiaCRNNSCompetency AssessmentRN-PDC
NT州Northwest TerritoriesRNANTNU
NU州NunavutNANTNU
ON州OntarioCNOIENCAPAdditional Education
PE州Prince Edward IslandRNPEI
QC州QuebecOIIQ
SK州SaskatchewanSRNA
YT州YukonRNA

その他の教育機関

国家試験

  • NCLEX-RN (The National Council Licensure Examination-RN):国レベルの正看護師の試験
  • CPNRE (Canadian Practical Nurse Registration Examination):国レベルの准看護師の試験