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BC州 3:OMNI College

OMNI Collegeはバンクーバーのリッチモンドにある看護学校です。

主に4つの領域に力を入れています:

  1. カナダの看護全般を学ぶ(Re-Entry Programの内容と似ている)
  2. Competency Assessment対策
  3. CPNREとNCLEX-RN対策
  4. CELBANの試験対策

プログラムの期間

1.5年のコース:Canadian Nursing Review(入学条件:IELTS 5.5)

1年のコース:Candian Nursing Review–Advanced(入学条件:IELTS 6.5)

メモ:RNにならないと卒業できないため、実際には平均2.5年かかります。

プログラムの流れ

  1. 6ヶ月間:英語・医療用語の授業(IELTS6.5以上の人は受けなくても良い)
  2. 8ヶ月間:カナダの看護の授業
  3. 英語をNNASレベルまで上達させる。
  4. NNASのAdvisory Reportが発行される。
  5. 5週間:Competency Assessment対策の技術コース(半分の時間は自己学習)
  6. RNを取得できたら、250時間の病院実習(学校の関係者は携わらない)
  7. 他のオンラインコースを受講
  8. 卒業➡︎Diploma発行

1.5年経ってもDiplomaなし

#2のカナダの看護の授業が終わっても、卒業・Diplomaは手に入りません。RNになり、250時間の病院実習およびオンラインコースを終了して初めて、卒業してDiplomaを取得できます。

このマイナス面は、授業部分終了後に帰国したり、LPNの取得のみで終わらせた場合、Diplomaが発行されないことです。

学生ビザの延長可能

プラス面は、卒業まで時間の余裕があることです。授業部分が終了しても、正式に卒業していないため、条件を満たせば、学生ビザの延長が可能です。どのような状況で便利かというと:

  • IELTSのスコアがNNASのレベルになかなか到達できない場合
  • フルタイムではないRe-Entry Programを履修する場合

誰がOMNIに行くの?

OMNIが対象にしているのは、主にCompetency Assessmentを受ける人です。

Competency Assessmentをいきなり受ける勇気がない場合、考慮する価値はあるかもしれません。

しかし、Competency Assessmentを受験した人のうち、ほとんどの場合、Re-Entry Programを指定されることを覚えておいてください。OMNIを終了しても同じ結果です。

また、OMNIのプログラム内容がRe-Entry Programとほぼ同じなため、OMNIの後にRe-Entry Programを履修すると、2年間同じ内容を勉強することになります。お金を払って繰り返すわけです。

Competency Assessmentを受けず、直接Re-Entry Programを受ける人は、OMNIに行く必要はありません。

コースの質

  • 学校内には、教育者として素晴らしい人がいます。しかし、全員がそうとは限らず、授業の質にはばらつきがあります。
  • パートの先生が大多数。
  • Competency Assessment対策の技術コースは、半分は自己学習。
  • 250時間の病院実習に、学校の先生は同行しない。

サポート内容

多くの学生は、#2カナダの看護の授業が終了した後、まだNNASの英語レベルに到達できていません。そのため、1人で英語の勉強をすることになります。その場合、学校の関係者が、勉強が順調であるか、メールで様子を伺うことがあるようです。

NNASの申請プロセスの援助もしてくれますが、知識のないスタッフも多く、頼れる人は数少ない状況です。

看護協会への申請プロセスや各州の就労状況については情報が飛び交っているため、情報をゲットするには良い場所かもしれません。

Langara Collegeとの違い

学校Langara CollegeOMNI College
期間2年RNになるまで卒業できない(平均2.5年)
NCASの必要性なしあり
費用$29,879$23,495(1.5年コースの場合)
NCAS費用なし$2,500(RN&LPN)
Re-Entry費用なし$6,422-9,647
合計費用$29,879$32,417-$35,642
学生ビザ2年間条件を満たしていれば延長可能
Post Graduation Work Permit1年 ありなし
Diploma2年後、ありRNになるまでなし
入学条件 IELTS6.55.5(1.5年コースの場合)
配偶者ビザ申請可能OKもらえる可能性、非常に低い

費用の違い

一見、Langara Collegeの学費が高く思えるかもしれませんが、NCASやRe-Entryの費用を足していくと、OMNIの方が高くなることを理解してください。

入学に必要な英語力

OMNIの入学条件はIELTS 5.5と、低いため、魅力的に感じるかもしれません。しかし、英語教育専門の学校ではないことを覚えておいてください。CELBANの対策はできますが、このテスト内容は年度により内容が変わり、学校の先生も把握できていないことがあります。IELTSについては勉強できません。

IELTS 5.5で入学できても、このレベルで看護学の勉強をするのは、厳しいです。また、看護学と英語の勉強を同時にするのは、簡単ではありません。

結局、クラスメートの75%は授業部分終了後、英語力が及ばず、独学で英語の勉強に励んでいる状況です。

まとめ:Langara>OMNI

OMNIに通い、BC州で看護師を目指す場合、必ずNCASを受ける必要があります。これは、数字で表すことのできない、ストレスというコストです。

経済面では、長い目で見ると、Langara CollegeはOMNI より安く済みます。

時間面では、NCAS後、ほとんどの方がRe-Entry Programを履修するため、OMNI Collegeの方が時間がかかります。

コースの質に関しては、Langara Collegeの情報がないため、比較できませんが、OMNI Collegeの質が高いとは、決して言えません。

唯一注意していただきたいのは、永住権のない方は、Langara Collegeに通っている2年の間に英語をNNASレベルに到達させる必要があることです。なぜなら、2年以降、学生ビザの延長をすることができないからです。2年の間にAdvisory Reportを終わらせ、NCLEX-RNを受験する必要があります。

もちろん、Post Graduation Work Permitの1年が余分にあるため、正確にいうと3年の猶予がありますが、仕事探しの時にとっておいたほうが良いのではないでしょうか。

ただ、Langaraに入学時、すでにIELTS 6.5であるため、比較的スムーズにNNASレベルをゲットできると思います。

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母国でできること:NNASの申請 2

前回の記事ではNNASとAdvisory Reportが何なのか、そして簡単にNNASの申請方法と費用を説明しました。

以下には私が学んだことや注意点をお伝えしますが、「私の場合OKだった」ことも、「今はダメ」ということがあり得ます。ご自分でNNASのサイトを確認するなり、コールセンターに電話するなりして、確認してください。コールセンターの方たちは親切です。

必要書類

  1. 身分証明書
  2. 看護教育に関する書類(NNAS用紙、成績証明書、シラバス。念の為私は卒業証明書も入れました。)
  3. 看護師資格に関する書類(NNAS用紙)
  4. 看護職務経験に関する書類(NNAS用紙)
  5. 英語の試験結果(IELTS・CELBANの結果)

それぞれの書類の細かい内容は全てNNAS Applicant Handbookにありますので、このPDFをダウンロードして、ゆっくり読んでください。

身分証明書

身分証明には2つの書類が必要です。私はパスポートと国際運転免許証を提出しました。運転免許証の英訳よりも、実際に現地で利用できる国際運転免許証の方が便利だろうと思ったからです。

NNAS用紙

#2-#4:アカウントを作成した後、NNASのサイトからダウンロードする用紙があります。看護学校、厚生労働省そして職場の担当者がこの用紙に記入する必要があります。アカウント作成前に手に入れることはできません。

実際には担当者が記入しなくても良いように、署名・捺印欄以外は全て、申請者の皆さんがパソコン上で入力してください。担当者のミスと時間のロスを防ぐことができます。

書類の郵送方法

必要書類は身分証明書を除いて全て、書類を発行した機関が直接NNASに郵送する必要があります。例:雇用証明書は雇用主がNNASに郵送。

また、書類は発行機関の名前・住所が記載された封筒に入れ、封の部分にその機関の正式な印を押印する必要があります。これがないと、書類が届いたとしても認められません。

日本からカナダに郵送する場合、郵送方法はEMSがお勧めです。2,000円、追跡番号付きで、1週間以内に到着します。2,000円分の切手を担当者の方に送れば、スムーズに行くと思います。

翻訳について

申請書類には全て英訳が必要です。例えば、看護学校のシラバスの英訳ですが、以下の選択肢があります:

  1. 学校にすでに英訳がある場合:それを封筒に入れて郵送。
  2. 学校に英訳がない場合:学校が翻訳会社を利用する。
  3. 学校に英訳がない場合:申請者が翻訳会社を利用し、翻訳したシラバスを学校に提出。
  4. 学校に英訳がない場合:申請者本人が翻訳し、学校に提出。

つまり、英訳が学校の準備した封筒に入っており、それに捺印があれば、誰がどのように翻訳したのか、問われません。

日本語の原本と英訳をセットにして郵送する場合は翻訳証明が必要だと思いますが、私はセットにせず、英訳だけを封筒に入れてもらいました。この場合、翻訳証明は不要です。

翻訳費用

私のシラバスは98ページほどの書類でした。全部スキャンして、10ほどの翻訳会社に見積もりを依頼しましたが、確か70-100万円だったと思います。

とても準備できない金額だったのと、翻訳の質が良くなかったため、私は半年ほどかけて、自分でコツコツ翻訳しました。パートで働いていたので、大変でした!看護・医療用語の良い勉強にはなりましたが。。。

なぜこんなに頑張ったのかというと、「英訳の質によって、審査結果が左右されるかもしれない」、「もしかしたら教育が同等とみなされるかもしれない」という期待があったからだと思います。今思えば、「同等」にならないのであれば、もっと楽な方法を選んだかもしれません。

ところで、翻訳費用を30万円ほどに抑えられた友達もいます。

LPN・州の追加

Main Application OrderがRN枠・A州の場合を考えてみます。LPN枠に加えて、他の州も追加したい場合、Advisory Reportが発行される前に追加しましょう。

例えば、LPN枠(プラス$250)・B州・C州(プラス$55ずつ)も選択肢に入れたい場合、Advisory Reportが発行される前に全部購入してください。

発行された後に追加する場合、もう一度$650を払う必要があります。

Portingという制度も利用できますが、RNとLPN枠を超えたPortingはできませんし、全ての州がPortingを許可するとも限りません。興味のあるところは、お金が許す限り、全部購入してください。

Advisory Reportの結果の重要性

Advisory Reportの結果がほとんどの場合、「ある程度同等」または「全く異なる」になると説明しました。

「みんながどうせその結果になるのであれば、Reportの細かい内容は重要ではない」と思ってしまうかもしれません。これは間違った考えではないと思います。

しかし、看護協会がこの結果を読み、補習コースが必要なのか、または知識・技術試験が必要なのか判断する場合があるため、評価の内容がここでもしかしたら重要になってくるかもしれません。

BC州のように、基本的に全ての申請者が知識・技術試験を受ける必要がある州や、NS州のように、申請者が試験または補習コースのいずれかを選ぶことができる場合は、Advisory Reportの詳細は特に気にしなくても良いと思います。

いずれにしても、一番重要なのは、必要書類を提出してAdvisory Reportをゲットすることです。翻訳の質などにはこだわらず、とにかく早く提出しましょう!

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母国でできること:NNASの申請 1

NNASとは

海外で看護教育を受けた人は、数年前まで、各州の看護協会が教育内容を審査していました。その業務が相当大変だったのでしょう。2014年に審査を専門に行うNPOが設立されました。これがNNAS (National Nursing Assessment Service) です。

NNASの主な業務は、カナダ国外の看護教育がカナダと同等であるか、審査することです。

Advisory Report

NNASが発行する審査結果がAdvisory Reportです。このレポートは、海外の看護教育がカナダの教育と「同等」、「ある程度同等」、または「全く異なる」といった3段階に分けた評価をします。

多くの方は「ある程度同等」か「全く異なる」のいずれかの結果になります。イギリスなどの英語圏の看護大学を卒業した人でも「同等」の評価を得られないことがあるので、難しい評価であることがわかります。

Advisory Reportはある特定の看護協会宛に作成されます。基本的にはその看護協会にのみ有効です(例外:Porting)。

申請方法

申請のステップはここにもありますが、主に3つのステップがあります:

  1. アカウントを作成する。
  2. 必要書類をNNASに郵送する。
  3. Advisory Reportが発行される。

#1は簡単にオンラインでできます。

#2に時間がかかります。

そして、できれば母国にいる間に終わらせましょう!看護学校や職場に出向いて相談し、目の前で書類に署名し捺印してもらうなど、その場に本人がいると、物事がスムーズに行きます。また、一つのミスで全部がやり直しになるリスクがあるため、ミスの予防にもなります。

#3は書類に問題がなければ、数ヶ月で発行されるはずです。私の場合は3ヶ月程でしたが、それ以上に時間がかかっている人もいます。

費用

アメリカドルですので注意してください。

  • Main Application Order:初回申請 $650
  • Add another province:他の州を追加する場合 $55
  • Add a different nursing group:他の看護師資格を追加する場合(RNに加えてLPNなど) $220
  • Porting:Main Application Orderが終了した後、以前看護協会Aに発行されたAdvisory Reportを看護協会Bに転送する場合 $45

申請のタイミング

以前、NNAS申請のタイミングに気をつけてください、と説明しました:

英語力に自信がついた時点でアカウントを開くことをお勧めします。なぜなら、NNASアカウントを開くと、その時から1年以内に書類を集めないと手数料がかかるなど、いろいろコストや制限があるからです。

それでは、IELTSの点数がまだ必要条件から遠い場合、それまで何もできないかというと、そういうわけではありません。その間、翻訳書類を準備することができます。次回の記事で説明します。

NNASをスキップする方法:カナダの看護学士号を2年で取得する

NNASやCompetency Assessmentをバイパスする方法は、カナダの看護大学を卒業することです。

「4年制の看護大学に入学したい」という方はまずいないと思いますが、この選択肢はもちろんあります。

より現実的なのは、2年制のAdvanced Entryのプログラムです。これはIENが看護学部の3年目に入学する制度です。学士号プラスNCLEX-RNの受験資格が取得できるので、魅力的な制度だと思います。

私が1年前にタイムスリップできたら、これを真剣に考慮したと思います。

BC州ですとVCCのNursing (BScN) Advanced Entryがありますが、2019年現在Wait listがあり、申請できない状況です。他の州にもプログラムがあると思います。ぜひ、リサーチしてみてください。

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LPNになるための7つのステップ

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

LPNのプロセスは、RNより比較的簡単です。

LPNになるプロセス:

  1. NNASに申請する(RNの申請時、同時に申請すればOK)。
  2. Advisory Reportが発行される。
  3. 各州の看護協会に申請する(RNとLPNは別々の協会のことが多い)。いずれかが次のステップ:
    1. 看護協会のCompetency Assessment(知識・技術試験)が必要。
    2. 補習コースが必要。
    3. そのまま#5に直行。
  4. 補習コースを受講する。
  5. CPNREの受験資格を取得する。
  6. CPNREを受験し、合格する。
  7. 看護協会にLPN登録を👉LPNの資格を獲得!

#3-3:RNではほぼ不可能に思える#3-3が、LPNでは手に届きます。

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RNになるための7つのステップ

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

カナダで看護師になるプロセスは、RNとLPNで多少違います。

RNになるプロセス:

  1. NNASに申請する。
  2. Advisory Reportが発行される。
  3. 各州の看護協会に申請する。いずれかが次のステップ:
    1. 看護協会のCompetency Assessment(知識・技術試験)が必要。
    2. 補習コースが必要。
    3. そのまま#5に直行(ごく稀)。
  4. 補習コースを受講する。
  5. NCLEX-RNの受験資格を取得する。
  6. NCLEX-RNを受験し、合格する。
  7. 看護協会にRN登録を👉RNの資格を獲得!