Nursing License

母国でできること:NNASの申請 2

前回の記事ではNNASとAdvisory Reportが何なのか、そして簡単にNNASの申請方法と費用を説明しました。

以下には私が学んだことや注意点をお伝えしますが、「私の場合OKだった」ことも、「今はダメ」ということがあり得ます。ご自分でNNASのサイトを確認するなり、コールセンターに電話するなりして、確認してください。コールセンターの方たちは親切です。

必要書類

  1. 身分証明書
  2. 看護教育に関する書類(NNAS用紙、成績証明書、シラバス。念の為私は卒業証明書も入れました。)
  3. 看護師資格に関する書類(NNAS用紙)
  4. 看護職務経験に関する書類(NNAS用紙)
  5. 英語の試験結果(IELTS・CELBANの結果)

それぞれの書類の細かい内容は全てNNAS Applicant Handbookにありますので、このPDFをダウンロードして、ゆっくり読んでください。

身分証明書

身分証明には2つの書類が必要です。私はパスポートと国際運転免許証を提出しました。運転免許証の英訳よりも、実際に現地で利用できる国際運転免許証の方が便利だろうと思ったからです。

NNAS用紙

#2-#4:アカウントを作成した後、NNASのサイトからダウンロードする用紙があります。看護学校、厚生労働省そして職場の担当者がこの用紙に記入する必要があります。アカウント作成前に手に入れることはできません。

実際には担当者が記入しなくても良いように、署名・捺印欄以外は全て、申請者の皆さんがパソコン上で入力してください。担当者のミスと時間のロスを防ぐことができます。

書類の郵送方法

必要書類は身分証明書を除いて全て、書類を発行した機関が直接NNASに郵送する必要があります。例:雇用証明書は雇用主がNNASに郵送。

また、書類は発行機関の名前・住所が記載された封筒に入れ、封の部分にその機関の正式な印を押印する必要があります。これがないと、書類が届いたとしても認められません。

日本からカナダに郵送する場合、郵送方法はEMSがお勧めです。2,000円、追跡番号付きで、1週間以内に到着します。2,000円分の切手を担当者の方に送れば、スムーズに行くと思います。

翻訳について

申請書類には全て英訳が必要です。例えば、看護学校のシラバスの英訳ですが、以下の選択肢があります:

  1. 学校にすでに英訳がある場合:それを封筒に入れて郵送。
  2. 学校に英訳がない場合:学校が翻訳会社を利用する。
  3. 学校に英訳がない場合:申請者が翻訳会社を利用し、翻訳したシラバスを学校に提出。
  4. 学校に英訳がない場合:申請者本人が翻訳し、学校に提出。

つまり、英訳が学校の準備した封筒に入っており、それに捺印があれば、誰がどのように翻訳したのか、問われません。

日本語の原本と英訳をセットにして郵送する場合は翻訳証明が必要だと思いますが、私はセットにせず、英訳だけを封筒に入れてもらいました。この場合、翻訳証明は不要です。

翻訳費用

私のシラバスは98ページほどの書類でした。全部スキャンして、10ほどの翻訳会社に見積もりを依頼しましたが、確か70-100万円だったと思います。

とても準備できない金額だったのと、翻訳の質が良くなかったため、私は半年ほどかけて、自分でコツコツ翻訳しました。パートで働いていたので、大変でした!看護・医療用語の良い勉強にはなりましたが。。。

なぜこんなに頑張ったのかというと、「英訳の質によって、審査結果が左右されるかもしれない」、「もしかしたら教育が同等とみなされるかもしれない」という期待があったからだと思います。今思えば、「同等」にならないのであれば、もっと楽な方法を選んだかもしれません。

ところで、翻訳費用を30万円ほどに抑えられた友達もいます。

LPN・州の追加

Main Application OrderがRN枠・A州の場合を考えてみます。LPN枠に加えて、他の州も追加したい場合、Advisory Reportが発行される前に追加しましょう。

例えば、LPN枠(プラス$250)・B州・C州(プラス$55ずつ)も選択肢に入れたい場合、Advisory Reportが発行される前に全部購入してください。

発行された後に追加する場合、もう一度$650を払う必要があります。

Portingという制度も利用できますが、RNとLPN枠を超えたPortingはできませんし、全ての州がPortingを許可するとも限りません。興味のあるところは、お金が許す限り、全部購入してください。

Advisory Reportの結果の重要性

Advisory Reportの結果がほとんどの場合、「ある程度同等」または「全く異なる」になると説明しました。

「みんながどうせその結果になるのであれば、Reportの細かい内容は重要ではない」と思ってしまうかもしれません。これは間違った考えではないと思います。

しかし、看護協会がこの結果を読み、補習コースが必要なのか、または知識・技術試験が必要なのか判断する場合があるため、評価の内容がここでもしかしたら重要になってくるかもしれません。

BC州のように、基本的に全ての申請者が知識・技術試験を受ける必要がある州や、NS州のように、申請者が試験または補習コースのいずれかを選ぶことができる場合は、Advisory Reportの詳細は特に気にしなくても良いと思います。

いずれにしても、一番重要なのは、必要書類を提出してAdvisory Reportをゲットすることです。翻訳の質などにはこだわらず、とにかく早く提出しましょう!

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母国でできること:英語力を把握する

勇気を出して受験してみましょう!

カナダに出発する前にできることのもう一つは、英語力を把握することです。

永住権の申請、NNASの申請、そして看護協会の申請の全てのステップで、英語力が問われます。

  • 永住権の申請では、IELTS Generalという試験のスコアが必要です。
  • NNASと看護協会の申請ではIELTS AcademicまたはCELBAN(カナダで受ける、IEN用の試験)が必要です。
  • IELTS GeneralとAcademicの違いは、主にReadingとWritingの部分です。

しばらく英語の勉強から遠ざかっていた方は、自分のレベルがどのくらいなのか、把握できていない可能性があります。IELTSの予約をして、受験してみましょう。

自分の英語力を把握することで、自分がどの道順で看護師になることができるのか、より正確にわかります。

そして、「ListeningとWritingが弱い」などといった特徴がわかり、今後の勉強の方向性もわかります。

日本にいる方はIELTSの予約について、ここで調べることができます。2019年から、コンピューター上で行うテスト方法も開始されたようです。結果が早く出るといった利点があります。

無料のテスト対策がたくさんあるので、フル活用してください。ただ、今回は英語力を把握することが目的なので、何ヶ月も勉強に時間を費やすのではなく、勇気を出して受験してみましょう!

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カナダで看護師になる必要条件

✳︎用語に慣れるまでは、ブログの単語帳を参考にしてください。

カナダで看護師になるには、主に4つの必要条件があります:

  1. 看護師の免許があること
  2. 英語力があること(州によってフランス語)
  3. 時間があること
  4. 貯金があること

1. 正看護師でも、准看護師でも、NNASに申請することができます。

 准看護師の方はLPNに、正看護師の方はRNまたはLPNになることができます。

2. IELTS (Academic)でOverall 7が必要です。

 Speaking 7, Listening 7.5, Reading 6.5, Writing 7, Overall 7 (Academic format)

3. 2年から4年かかります。

新幹線コース:英語圏の看護大学を卒業しており、カナダと同等の教育を受けたとみなされた場合➡︎カナダに到着してから数ヶ月

特急コース:英語力が高く、すでに#2を獲得できており、永住権または学生ビザがあり、Re-Entry Programに入学することができた場合➡︎カナダに到着してから1年間

快速コース:英語力が#2に近いレベルで、カナダで1年間、語学・看護学校に通っている間に#2に到達できる場合➡︎カナダに到着してから2年間

鈍行コース:英語力が#2から遠いため、カナダで1年間、語学・看護学校に通っている間に#2に到達できず、現地でゆっくり英語力をアップする場合➡︎カナダに到着してから3、4年間

☆多くの方は、鈍行・快速コースに該当すると思っていてください。

4. 400万円ー500万円かかります。

#3のコースによりますが、とにかくお金がかかると思っていてください。

  • 看護学校の学費:$16,300-$22,100+教材費$1,500前後(追加の英語クラスをとる場合、プラス$1,350、$4,950)
  • NNASの申請費用:$650(LPNも追加する場合、プラス$220
  • NNASに提出する書類の準備:看護学校シラバスの英翻訳など〜100万円
  • IELTS:一回$319、CELBAN:$395
  • 各州の看護協会の申請費用:$500 前後(LPNも追加する場合、2倍)
  • Competency Assessmentの費用:$2,000
  • 生活費:シェアハウス $600-700、食費 $200、交通費 $100-130
  • 看護協会が指定する補習コース:$3,750-8,000
  • CPNRE:$420
  • NCLEX-RN:$360

隠れコストがありとあらゆるところにあって、「もう無理!」となります。

☆アルバイトをすると、ゆとりが多少できますが、英語の勉強と両立させるのは簡単ではありません。

☆年数と費用を計算し、他の国で看護の学士号をとる方がよいかなど、よーく考えてみてください。

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単語帳

まずは、これからブログに登場する単語を理解しましょう。

資格取得のプロセスに使う用語はたくさんあり、混乱してしまっても仕方ありません。私も慣れるまで、時間がかかりました。この単語帳を別のタブで開くなど、参考にしながらブログを呼んでください。

リストは終わっていません。随時、追加していきます。

看護師

  • IEN (Internationally Educated Nurses):海外(カナダ外)で看護教育を受けた看護師
  • RN (Registered Nurse) :正看護師
  • LPN (Licensed Practical Nurse) :准看護師

永住権

  • PR (Permanent Residency):永住権
  • Express Entry:国が主催している移民プログラム。平均6ヶ月以内にPRの取得が可能。
  • PNP (Provincial Nominee Program):州が主催している移民プログラム。
  • AIPP (Atlantic Immigration Pilot Program):NB州、PE州、NS州、NL州が主催している移民プログラム。

海外の看護師免許の審査

  • NNAS (National Nursing Assessment Service) :海外の看護資格を審査する機関
  • Advisory Report:海外の看護資格がカナダのものと同等のものか、審査した結果、発行されるレポート

英語の試験

  • IELTS (International English Language Testing System):英語の試験
  • CELBAN (Canadian English Language Benchmark Assessment for Nurses):英語の試験(IEN 用)

看護協会・試験・補習コース

  • Nursing Regulatory Bodies:各州の看護協会
  • Competency Assessment:州の看護協会の知識・技術試験
  • Re-Entry ProgramまたはBridging Program:看護協会の書類審査またはCompetency Assessmentの結果、指定される約1年の補習コース
  • Individual courses:1年の補修コースは不要で、単科目のみとる場合
Province看護協会Competency Assessment
(知識・技術試験)
教育機関、
Re-Entry Program
(補習コース)
AB州AlbertaCARNAARNAPMRU
BC州British ColumbiaBCCNPNCASTRU, KPU
MB州ManitobaCRNM
NB州New BrunswickNANBCompetency AssessmentRN-PDC
NL州Newfoundland and
Labrador
RNNLCBACNS
NS州Nova ScotiaCRNNSCompetency AssessmentRN-PDC
NT州Northwest TerritoriesRNANTNU
NU州NunavutNANTNU
ON州OntarioCNOIENCAPAdditional Education
PE州Prince Edward IslandRNPEI
QC州QuebecOIIQ
SK州SaskatchewanSRNA
YT州YukonRNA

その他の教育機関

国家試験

  • NCLEX-RN (The National Council Licensure Examination-RN):国レベルの正看護師の試験
  • CPNRE (Canadian Practical Nurse Registration Examination):国レベルの准看護師の試験